プロフィール
杏
ひつじ年生まれ。本にまつわる仕事に携わる。2017年、京都より信州へお引越し。趣味は東北の手仕事「こぎん刺し」など。フラ、パン作りもユルユルと修行中。将来はフネさんのように普段着物で和やかに暮らすのが目標。幸せのタネは、おいしいコーヒーとお菓子をお供に、好きな本を読むひととき。畑活動にいそしむゴマさんとふたり暮らし。
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2025年04月03日

「月の立つ林で」青山美智子/著



「月の立つ林で」青山美智子/著 ポプラ社/発行

内容紹介(「BOOK」データベースより)
長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事が順調になるにつれ家族とのバランスに悩むアクセサリー作家。
つまずいてばかりの日常の中、それぞれが耳にしたのはタケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』だった。
月に関する語りに心を寄せながら、彼ら自身も彼らの思いも満ち欠けを繰り返し、新しくてかけがえのない毎日を紡いでいくー。
最後に仕掛けられた驚きの事実と読後に気づく見えない繋がりが胸を打つ心震える傑作小説。
本屋大賞2年連続第2位。


短編のような構成でありながら、登場人物がつながって・・・。
ラストは日常生活の中にある奇跡を見つけて幸せをお裾分けしてもらえます。
大きな事件はないけれど、新月の持つ最初の一歩に共感。
やさしい気持ちになれる一冊。
  


Posted by 杏 at 20:00本とアート